「小中一貫教育カリキュラム」について
■質問
来年度からスタートする「小中一貫教育カリキュラム」について
貴校での特徴を教えて下さい。
↓
回答は重複する内容が多かったこともあり、5つの小学校の総括としてまとめました。
■校長先生の回答
・小学校より大きい100M走ができる運動場や、理科室を使わせてもらっている
・連合体育大会に向けて体育教師の指導を受ける
・今後“市民科”へ移行する道徳の授業を中学校の先生たちと研究している
・小学校と中学校の教員が一緒に“スチューデントシティ”を見学に行った
・算数から数学へスムーズに移行できるよう算数の指導ポイントそのものを見直した
・5年、6年の算数と国語の基礎基本の徹底を習熟度別で確実に身につくよう時間を取る予定
・通常のALTの英語の時間以外に、週に1回15分の英語の時間を設ける予定
・中学校の英語教師による授業の試み
・中学の体験授業の実施の予定
■取材後の感想
「小中一貫教育カリキュラム」の良い点は何かと聞かれたら、
小学校の先生と、中学校の先生が、
同じテーブルに座って同じテーマの指導方法を論じ合い、研究し合う点だと思います。
時期で言うと、4(小1~小4)・3(小5~中1)・2(中2~中3)の真ん中の部分です。
これは今までにはありえないことだと、各小学校の校長先生もおっしゃっています。
友人関係の変化や思春期の戸惑いで不安定になる時期の子供たちにとって、
“小学校ではココまでは習得しているはず“という「前提」を元に始まる中学校での学習は
今まではかなり大きな負担になっていたのではないかと改めて思います。
“申し送り”や“すり合わせ”という言葉が適当かどうかわかりませんが、
とにかくそのようなことを、小・中の先生方が学習指導を通して
実践してくれるのではないかと期待します。
何年かの年月を経て、
小・中の先生方が、この真ん中の3年間の指導経験を積まれることで
品川区の子供たちが、美しいグラデーションのような成長の軌跡を残してくれれば
とても素敵なことだと思います。
取材:行慶寺ルンビニ幼稚園HP委員会 村田成至
2005年 校長先生インタビュー(PDF) より抜粋
2008年1月25日金曜日
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