2008年1月25日金曜日

他区と比べて初めて気づいた…02年取材後の感想

他区と比べて 初めて気づいた 品川区のこと

大原小学校の大倉校長先生への取材で、大きな発見がありました。

渋谷区から赴任されたということで、
渋谷区では、公立小学校(広い意味では”教育”)の情報公開はどのようにされているのか?
と思い、渋谷区役所の公式HPを覗いてみました。

今まで、無意識のうちに品川区役所のHPを”標準化”していたこともあり、
渋谷区役所のHPには、教育関係の項目がないことに、まず驚きました。
公立幼稚園への就学案内はありましたが、
公立の小・中学校の情報は一切ありませんでした(02年10月現在)。
また、品川区の場合のように「このような教育を目指しています!」というような
公立小学校の教育方針や、目標のような項目も存在しませんでした。

次に、渋谷区の小学校のHPも検索してみましたが、
HPを立ち上げている小学校は、ほとんど見当たりませんでした。

そのあと、来年から「学校選択制」を導入する日野市役所と
今後導入の検討が始まっている杉並区役所の公式HPを見てみました。

杉並区役所は渋谷区と同等で、小・中学校のことは一切記述がありませんでした。
日野市役所は、ブロック分けと、小学校選択の段取り(スケジュール)のみが
告知されており、理念や方針といったことには触れていませんでした。
ただ、小学校の半数以上はHPをUPしていました。

これらを経て、「あ~、品川区ってがんばってるんだな~」とつくづく思いました。
保護者にとっての「小学校選択制」の最大のメリットは、
「今、お子さんが通う小学校ではこんなことを考えていますよ。」というような
先生方の考えが他の小学校と比較できることだと思いました。

我が子の小学校の状況は、
日々のプリント類や、同級生の親御さん達、先生方のお話から、十分伝わります。
しかし、他の小学校のことなど今まで考えもしなかったし、
ましてや、他の区や市のことなど知る由もなかった私達にとって、
情報公開に力を入れる必要のある仕組みの「小学校選択制」は
小学校と家庭を結ぶとても良い仕組みだと感じました。

取材:行慶寺ルンビニ幼稚園HP委員会 村田成至

2002年 校長先生インタビュー(PDF) より抜粋

0 件のコメント: